What's New!?

海外で話題のニュース・英語圏SNSでシェアされてるトピック・英語ソースの生活役立ち情報、英語学習に関する話題、その他いろいろをアメリカ在住の著者がお届け

*

アメリカで増えている「離婚コーチ」ってどんな仕事??

      2016/01/15

離婚率の高いアメリカで活躍する離婚コーチ

ba8e51e3a543573691c54caf83d28e5b_s

アメリカには「離婚コーチ(Divorce coach)」と呼ばれる、日本では聞き慣れない職業があります。日本の夫婦は、3組に1組が離婚するというデータがありますが、アメリカの離婚率はもっと高く、2組に1組は離婚すると言われています。

結婚するカップルの半分は離婚するのですから、アメリカでは相当な数の人たちが離婚を経験することになります。そこで、そのような人たちの離婚がスムーズに運ぶように助けてくれるのが、この離婚コーチです。

「離婚コーチ」という言葉は、2000年代から一般的になり始めました。離婚を「コーチ(指導)」するなんて、一見するとかなり怪しげですが、現在では国の機関が正式に「離婚コーチ証明書」を発行してるほど、アメリカでは浸透しています。では、いったい離婚コーチは何をしてくれるのでしょうか?

スポンサーリンク

336

離婚コーチのお仕事

82fc9a4b0d02a872d920e9b464d57362_s

1.法律相談に乗ってくれる

離婚するとなると、財産分与や慰謝料の有無、また子供がいる場合は親権をどうするか、など、処理しなくてはいけない問題が大量に降りかかってきます。通常、こういったことは関連する法律に詳しい弁護士に相談することになるのですが、アメリカの弁護士費用は高額で、1時間で$400‐$500(約48000円から60000円)も取られることもあります。そこで登場するのが離婚コーチです。

離婚コーチは、1時間$100-$150(12000円から18000円)という、弁護士よりも大分リーズナブルな値段で、離婚に関する法律相談に乗ってくれます。しかし注意しなくてはいけないのは、離婚コーチは弁護士ではないので、アドバイスできる範囲が限られています。より込み入ったケースは、やはり弁護士に相談する必要があります。弁護士に相談する前に離婚コーチを利用することによって、弁護士費用を安く抑えることができる、というメリットがあります。

2.離婚のガイド役

離婚プロセスはとても長く、時には複雑で、精神的に辛いことがたくさんあります。多くの人は、友人や家族に相談したり、愚痴をこぼしたりして乗り切っていますが、友人や家族には当然ながら感情があります。タダでさえ精神的に参っているところに、結婚生活が上手くいかなかったことをなじられたり、思うがままに好き勝手言われたりしたら、余計に負担になってしまいます。

そんな時に助けになるのが離婚コーチです。彼らは友人や家族のように、クライアントの愚痴を聞いてくれたり、慰めてくれることもありますが、決してそこに自分の感情を挟むことはありません。雇われたプロとして、客観的に、冷静に事実を分析し、的確なアドバイスをしてくれます。離婚コーチは、クライアントと一緒に考えながら、クライアントの目指す最終地点(離婚の成立)まで導く、案内役としての役割があります。

3.すべてをまとめるオーガナイザー

離婚手続きには用意しなければならない書類がたくさんあります。実は、アメリカではあまりにも離婚が一般的なので、無料もしくは非常に低額で、そういった書類を作る手助けをしてくれるオンラインサービスがあるのです。そうはいっても離婚のケースと言うのは千差万別。オンラインサービスを使って自分で作ろうとしても、やはりわからないことも出てきます。そんな時、離婚コーチは書類作成の手助けをしてくれます。

書類が作り終わったら、次は何をすればいいのでしょうか?共有財産の処分、親権についての話し合い、などなど、やらなければならないことは次から次へとやってきます。離婚アドバイザーは、そういう時、次に何をしなければならないのか、そのためにどんな人(弁護士、ファイナンシャルアドバイザー、行政担当者など)にコンタクトを取る必要があるのか、というアドバイスをくれます。離婚コーチは、「離婚手続き」という複雑な一連の作業を効率よくまとめる、オーガナイザーとしての役割もあるのです。

まとめ

結婚するときにウェディングプランナーを雇って助けてもらうように、アメリカでは離婚するときにも離婚コーチを雇う人が増えています。彼らは、離婚という、精神的ダメージが大きいイベントをリーズナブルな値段で助けてくれる、救世主のような存在なのです。

日本では、離婚カウンセラーという職業は聞きますが、まだ離婚コーチは登場していないようです。実際Google検索で「離婚コーチ」を検索すると、西武の黒田コーチと離婚した新山千春の情報ばかり出てきます。しかし、日本でも近年は離婚に対する社会的なハードルが低くなり、特に熟年層を中心に離婚件数が増えていると言います。そう遠くない将来、日本にも離婚コーチが誕生するかもしれません。

元記事The Huffington Post

 - 恋愛・結婚 , ,