動物の不思議!イギリスでペットの犬が飼い主の少年のピンチを救う
飼い犬が少年のピンチを救う
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動物は時に人間の想像を超えた不思議な力を発揮する場合があります。特にペットとして飼われている動物がそのような不思議な力を発揮して飼い主を救ったといった話は世界中で報告されています。
今日の記事は、そんな動物の不思議な力が5歳の少年ピンチを救ったお話を紹介します。
右側ばかりに寄り添う犬
イギリスに住むキャノン一家は、ペットとしてボルドー・マスティフという種類の犬を飼っています。犬の名前はアルフィー。アルフィーはキャノン家の5歳になる息子、マーク君と大の仲良しです。
(マーク君とアルフィー)
アルフィーはマーク君のそばにいる時、いつも彼の右側に寄り添っていました。散歩に行くときも、ソファーでリラックスしている時も常にマーク君の右側です。マーク君の母親、シャーレンさんは最初それをただの偶然だと思っていました。
「家族のみんなは最初それをただの偶然だと思っていました。ところがいつまでたってもアルフィーは決してマークの左側に行こうとしません。何かおかしいと思い始め、私たちはマークを医者に連れていきました。」
病院に連れて行くと、担当医は思いがけないことを言いだしました。
「マーク君の右目はひどい乱視で、たぶん今ほとんど見えていません。早急に治療しなければ失明する恐れがあります。」
この言葉に、キャノンさん夫婦はハッとしました。アルフィーがマーク君の右側にばかりいたのは、おそらくアルフィーはマーク君の右目が見えていないことを感じ取っていたからなのです。
「アルフィーの行動にこれですべて納得がいきました。たぶんアルフィーはマークの右目が不自由なことを知っていて、マークの助けになっていたのです。」
マーク君の母親は言います。
「マークは自分の右目がおかしいことに気づいていませんでした。それどころか、家族の誰も気づいていなかったのです。それなのに犬のアアルフィーが一番最初に気づいていたなんて、なんだか不思議です。」
アルフィーの不思議な行動のおかげでキャノンさん夫婦はマーク君の乱視に早く気付くことが出来たため、失明という最悪の事態は避けることができました。
アルフィーが不思議な力を発揮したのは実はこれが初めてではありません。アルフィーは以前、キャノン家で飼っている別の犬、キャスの後ろ足の特定の部分ばかりを舐めていたことがありました
「キャスを獣医さんに連れて行ったら、なんと後ろ足の一部に腫瘍があるのが見つかりました。その部分がまさにアルフィーがいつも舐めていたところだったのです。」
「たぶんアルフィーは足を舐めることで腫瘍を消し去ろうとしていたんだと思います。」
残念ながらキャスはその後すぐに亡くなってしまいました。キャスが天国へ旅立ってからアルフィーはしばらく元気がありませんでしたが、今ではマーク君と仲良くなり、すっかり元気を取り戻しています。
アルフィーの不思議な行動のおかげで早期に治療を開始できたため、マーク君の右目は徐々に回復し、今では他の5歳児となんらかわらない生活が出来るようにまでなっています。
「アルフィーとマークには信じられないくらい強い絆で結ばれています。アルフィーには私たちの理解を超えた、鋭い第六感があるんだと思います。そのおかげで、マークは失明せずにすんだのです。」
元記事The Dodo