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太っちょ店員を見たら要注意!レストラン店員の体型があなたの食事量に与える影響とは?

   

世界の経済や金融の最新ニュースだけでなく、人々の生活にかかわる情報やサイエンス、テクノロジーに関する記事まで幅広く掲載している経済紙、
ウォール・ストリート・ジャーナル
に、人間の食事行動に関するおもしろい記事が掲載されました。

人は無意識のうちにいろいろなことから影響を受けている!

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人々の食品に関する消費行動や、心理状態が食事に与える影響などを研究している米国コーネル大学フード・アンド・ブランドラボから、新たに興味深い研究結果が発表されました。それは、レストランなどで食事をするとき、「ウェイターが太っていると食べる量や飲む量が増える。」という事実です。

コーネル大学フード・アンド・ブランドラボはこれまで、人々が全く意識していないような、さまざまな要因が食事パターンに影響を与えることを示してきました。たとえば、人間は食事中の照明やバックグランドミュージックによって食べる量が変化することや、皿のサイズを小さくすることで摂取カロリーを抑えられることなどです。

その中でも特に世間を驚かせたのは、フード・アンド・ブランドラボのディレクター、ブライアン・ワンシンク(Brian Wansink)博士たちが行った、“スープのいたずら” 実験です。

ワンシンク博士は被験者たちを2グループに分け、スープを好きなだけ飲んでもらい、どれくらい飲んだのかその消費量を記録しました。ただし、最初のグループには普通の皿で、後のグループは特別に仕掛けされた皿で飲んでもらいました。後のグループに出された皿は、実は見えないように底から少しずつスープを足せる仕掛けがしてあり、飲んでも飲んでもスープが減らないようになっていたのです。

結果、いたずらされた後のグループは先のグループよりも73%も多くスープを飲みました。しかし驚くべきことに、後のグループは種明かしをするまでスープが増え続けていることに全く気付かなかったといいます。さらに73%も多く飲んだのにもかかわらず、満腹度合いは先のグループと同じくらいだったのです。

店員の体型と客の食事量の関係

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このように、私たちの食事行動は無意識のうちに周りの様々な要因から影響を受けていることを次々と明らかにしてきたフード・アンド・ブランドラボですが、今回の研究はドイツ、フリードリヒ・シラー大学と共同で行われました。

研究チームはレストラン店員のBMI(Body mass index:体重(Kg)を身長(m)の2乗で割った値。標準は18.5以上、25未満で、25以上は肥満と判定される。)が、人々の食べ物のチョイスに影響を与えるか調べるため、全米中60ものレストランに出向き、497組の客と、その客に料理を運んだ店員の組み合わせを詳細に分析しました。店員のBMIは特別にトレーニングされた研究者たちが見た目から推定し、それぞれの客がどんなメニューをオーダーしたか、すべて記録していったのです。また研究チームは客たちの推定BMIも記録していきました。

その結果、興味深いことに店員のBMIが増えると客がオーダーする量も増えることが分かったのです。BMIが25以上の太っちょ店員が注文を取ったり料理を運んだりした客は、なんとデザートを注文する可能性が4倍も多くなり、アルコールを注文するケースも17%も高かったのです。さらに面白いことに、この違いが一番顕著になる組み合わせは、BMI 25以上の太っちょ店員がBMI 25以下のスレンダー客に料理を運ぶケースでした。

何が原因でこんな結果になったのか、現時点でははっきりとはわかりませんが、研究チームは「解放感」がキーになっているのではないか?と考えています。太っちょ店員を見ると、客は無意識のうちに「もっと食べても大丈夫!」と思ってしまうのではないかと言うのです。

もちろん、この1つの研究結果から、「太っちょは売り上げを伸ばす可能性がある!」と太っちょ店員ばかり採用し始めるレストランはないでしょうが、客側にとっては脅威です。

研究者たちは言います。この研究結果は大変興味深いですが、あまり神経質になる必要はありません。レストランに出向くときはあらかじめ何を食べるか、何を飲むか決めておけばいいのです。そうすれば店員が太っちょだろうがスリムだろうが関係ありません。

レストランだけじゃない!

今回のこの研究がもし本当なら、食事のために入ったレストランで恰幅のいい店員を見たら要注意!と言うことになります。しかしアメリカのレストランが一般的に一人の店員が一つのテーブルをすべてサービスする(注文聞き、料理運び、皿片付け等)のに対し、日本では複数の店員が分担するという場合が多く、この研究結果がどこまで日本で当てはまるかはわかりません。

ただ、これはレストランに限ったことではありません。例えばコンビニに入った時、レジ店員が太っていたら同じようなことが起こる可能性もあります。みなさんも心のどこかにこの記事を留めておいて、太っちょ店員を見つけたら思い出してみてください。

元記事ウォール・ストリート・ジャーナル

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