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ハッピーになりたかったらハッピーな声を出そう!

   

自分の声は自分の感情を変える

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人間は気持ちが変わると声のトーンが変わるだけでなく、逆に声のトーンが変わると気持ちまで変わることがある。最新の科学研究によってこんな事実が明らかになり、先ごろアメリカ科学アカデミー紀要に発表されました。

いったいどういうことでしょうか?例えば悲しい気持ちのときに話すと、自然と低い暗い感じの声になりますよね?また怒っているときは野太い大きな声になります。このように自分の気持ちによって発する声の質が変わることは既に皆さんご存知だと思います。今回の研究では逆に、低い暗い感じの自分の声を聴くと悲しい気持ちになり、野太い大きな声を聴くと怒りが湧いてくる、そんなことが分かったのです。

論文を発表した国際研究チーム(日本の早稲田大学、東京大学が参加しています)を率いるスウェーデンのランド大学、ピーター・ジョハンソン博士は言います。「声と言うのは感情を表現する重要な方法の1つです。今回の研究では、会話は他人の感情に影響を与えるだけでなく、自分自身の感情にも影響を与えるということがわかりました。私たちは自分が発する声を常に聴いているわけですから、ある意味当たり前の話なのかもしれません。」

声のトーンを変えられるデバイス

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研究チームはまず、声をデジタル処理することによりハッピーに聞こえたり、悲しいように聞こえたり、怒ったように聞こえたりするデバイスを開発しました。(このデバイスはネット上で配布されています。→こちら

ジョハンソン博士によると、人間の声には発する人の感情情報がたくさん詰まっているそうです。例えば声のピッチはハッピーなのか悲しいのかを暗示していますし、声のボリュームは怒りを表します。話すスピードは興奮度を表しますし、ビブラートは恐れだったりストレスを表しているのです。

研究チームが開発したデバイスはこれらの情報をもとに、インプットされた声をより悲しくしたり(ピッチを変える)、より怒りっぽくしたり(ボリュームをいじる)と、自由自在に「声の感情」を変化させることが出来るのです。

次に研究チームは109人の被験者に、声に出して短いストーリーを読んでもらいました。被験者たちにはデバイスを通してデジタル処理された自分の声をリアルタイムで聞いてもらいます。研究者たちはこの時、被験者に気付かれないよう彼らの声をこっそりいじって、よりハッピーに聞こえるようにしたり、より悲しく聞こえるようにしたり、またより怖がって聞こえるようにしました。

このようにしてトーンを変えられた自身の声を聞いた被験者たちは、聞いた声のトーン通りの感情になったのです。つまり、ハッピーな声を聞いた被験者はハッピーになり、悲しい声を聞いた被験者は悲しい気持ちになり、そして怖がっている声を聞いた被験者は恐怖を感じたのです。

幸せは笑顔と明るい声から!

この研究結果をさらに発展させれば、うつ病などの精神疾患を治療する目的でも使えるかもしれません。たとえばうつ病患者に楽しかった思い出を語ってもらいます。この声を少しいじってよりハッピーに聞こえるようにし、患者自身に聞いてもらえば、患者がハッピーになるかもしれないのです。

実は心理学の分野では以前もこのような例は知られていました。例えば人間は無理やりにでも笑顔を作ると、ハッピーな気持ちになるということが分かっています。今回のこの声の研究は、そのような以前の研究結果によく似ています。もしかすると自分の声は自分自身の気持ちを変えることが出来るとても強力なツールかもしれないのです。ということでみなさん、辛いことがあったら無理やりにでも笑顔を作って、ハッピーな声を出しましょう。

元記事The Huffington Post

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