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毎日“無音”状態で過ごすと脳の健康にいいことが判明。その脳科学的根拠とは?

   

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現在の私たちは音に囲まれた世界に生きています。特に都会ではどこへ行っても何かしらの騒音があり、なかなか完全な静寂に包まれた空間はありません。最近の科学研究によれば、過度な騒音は肉体的にも精神的にも健康の負担になっているそうです。
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実際2011年にWHO(世界保健機構)がまとめた報告書では騒音問題を「現代の伝染病」と呼び、現代人が過度の騒音にさらされることによる健康への悪影響を懸念しています。

私たちは毎日耳から何かしらの音を拾っています。人々の話声、車のクラクション、お店で流れている音楽、TV、ラジオ、ポッドキャストなどなど、私たちはありとあらゆる音に囲まれた生活を送っています。1日24時間のうち、完全な無音である時間はいったい何分くらいあるでしょうか?

このような音に囲まれた世界に生きる私たちにとって、一日に少しでも静寂に囲まれて過ごすことは健康にとってかなりのプラスになります。静寂は私たちの気持ちを落ち着けストレスを軽減し、仕事に集中できたり、よりクリエイティブな考えが浮かんできたりします。

それではなぜ静寂が体に良いのか?特に脳にとって何故プラスになるのか?最新の科学から判明したメカニズムをいくつか簡単に説明しましょう。

1.静寂はストレスホルモンを軽減し、血圧を下げる

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過度な騒音にさらされている人は高血圧の傾向があり、また心臓麻痺とも関連があるというデータがあります。騒音は脳の中の扁桃体(へんとうたい)と呼ばれる部分に働きかけ、コルチゾールというストレスホルモンの分泌を促します。コルチゾールには血圧と血糖値を上昇させる働きがあり、過剰に分泌されると健康によくありません。

2004年に発表された研究データによると、新生児集中治療室の騒音レベルが高いと、赤ちゃんの血圧と心拍数が上昇し、睡眠パターンが阻害されることが分かりました。

このように騒音がストレスと血圧上昇を引き起こすとは様々な研究から明らかですが、逆に静寂は心拍数を下げ、より人間をリラックスさせることが分かっています。

2006年、科学雑誌「Heart」に発表された実験結果によれば、たった2分間音がない静寂な空間で過ごす方が、「リラクゼーション音楽」を聞くよりもリラックス効果が高かったそうです。これは被験者の心拍数と脳を流れる血流を分析して明らかになりました。

脳の情報処理能力を元に戻す

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私たちの脳は視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感から得られる情報を24時間体制で処理しています。しかしこの脳の情報処理能力には限界があります。ちょうどコンピュータのCPUと同じです。コンピュータも一度にたくさんのプログラムを起動しすぎるとCPUの情報処理能力が限界に達し、それぞれのプログラムのスピードが遅くなったり、最悪の場合コンピュータ全体がフリーズしてしまいます。

同じように脳も五感から得られる様々な情報を処理し続けているとやがて処理能力が限界に達します。情報過多といわれている現代社会では、私たちの脳は常に何かしらの情報をインプットされている状態で、これは前頭前皮質という脳の部位にかなりの負担をかけていることになります。

前頭前皮質は意思決定や問題解決など、高度な思考を必要とする脳活動に重要な役割を果たしています。つまり、常に騒音にさらされるなど、脳に何かしらの情報が常にインプットされているとこの前頭前皮質の情報処理の情報処理能力が低下し、仕事に集中したり、クリエイティブな新しいアイディアが浮かんでこなくなるのです。

こうなった時の解決法もコンピュータと同じです。起動しているプログラムをいくつか閉じる、つまり脳にインプットされる情報を減らせばよいのです。たとえば静かな森の中を30分くらい散歩すれば、前頭前皮質の情報処理能力を回復することが出来ます。

外界の音をシャットダウンすると、脳がデフォルトモードになる

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脳のデフォルトモードとは、脳が外界の刺激をシャットダウンし、自らの思考・感情・思い出・アイディアに集中している状態のことをいいます。これは白昼夢を見たり、瞑想したり、未来について想像したり、何かについて思いを巡らせている時に起こります。おそらく皆さんも経験したことがあるのではないでしょうか?

脳がデフォルトモードと、今まで考えもしなかったアイディアが浮かんだり、新しいことを学んだりするときに有利になります。

脳をデフォルトモードにするための最も簡単な方法は外界の音をシャットダウンし、静寂に身を置くことです。外からの刺激を断って自分の思考に集中すると、脳をデフォルトモードに持っていくことが出来ます。

無音は海馬の神経細胞新生を助ける

2013年、マウスを使った興味深い実験結果が科学雑誌「 Brain, Structure, and Function」に掲載されました。研究者たちは様々なノイズが脳に与える影響を調べるため、マウスにいろいろな種類のノイズを数日間毎日聞かせ、脳に起こる変化を調べました。調べたノイズの種類は、

1.環境雑音(一般的な雑音)
2.ホワイトノイズ(テレビの砂嵐など、不規則に波長が上下する雑音)
3.マウスの赤ちゃんの泣き声
4.無音

です。研究者たちはノイズが脳に与える影響を調べる目的でこの実験をしましたが、結果は意外なものでした。4の無音で過ごしたマウスでは、脳の海馬と呼ばれる部分で新しい神経細胞が多く生まれていたのです。海馬は空間把握能力や長期記憶保持に重要な役割を担っていて、アルツハイマー型認知症の患者さんが最も影響を受けている部分でもあります。

この研究はまだ発展途上ですが、もしマウスで起こっていることが人間でも起こっていたとすると、静寂に身を置くことは認知症を予防するかもしれないことが分かったのです。

どうやって無音空間をつくるか?

このように毎日一定時間静寂に身を置くことは脳の健康にとって大事であることが次々と明らかになっていますが、あらゆる情報が飛び交っている現代社会ではなかなか無音の状態に身を置くのは難しいと思います。

そこで安価に静寂空間を作り出すことが出来るアイテムをいくつかご紹介します。

1.高性能耳栓
値段が安い割に遮音効果抜群。耳にしっかりフィットして長時間つけていても気にならないです。この手の似たような耳栓はドラッグストアなどによく売っていると思いますが、このMOLDEXはその遮音性に本当にびっくりすると思います。

2.ノイズキャンセルヘッドホン
ノイズキャンセリング機能がついたヘッドフォンはたくさんありますが、多くは1万円以上、中には3万円、5万円するものまであり、そこまでこだわりがないライトユーザーにとっては手が出しにくいと思います。ところがこのJVC HA-S400-Wは、値段が2000円を切るくらい安価な割に高性能で、ユーザーの満足度もかなり高くなっています。

3.睡眠専門医が開発した かぶって眠る枕 IGLOO(イグルー)

良質な眠りが手に入る3つの要素

1.静かな空間

2.光が入らない空間

3.適度な閉塞感

この3つの要素を叶えるドーム型枕を睡眠専門医が開発。

入眠を突き詰めた新しい寝具の形。 ドーム型枕 IGLOO(イグルー)

値段が少し高めですが、防音性・遮光性抜群です。

元記事The Huffington Post

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