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#squadgoalsってどういう意味?2015年アメリカ流行語大賞の行方は?

      2016/01/15

<2016年1月12日追記>2015年の流行語大賞が発表されました。詳しくはこちら→2015年アメリカ流行語大賞が決定!大賞に選ばれた意外な言葉とは?

先日発表された2015年ユーキャン新語・流行語大賞。今年は、

  • 「爆買い」中国人観光客が日本にやってきて様々な商品を大量に買っていくこと。
  • 「トリプルスリー」プロ野球のシーズン打撃成績において、打率3割以上、ホームラン30本以上、盗塁数30以上を個人で達成すること。

が選ばれました。トリプルスリーについては、野球を知らない人にとっては何の事だかよくわからないという意見もあり、賛否両論あったようです。

アメリカにもある流行語大賞

実はアメリカにもこのような、その年を代表する言葉を決める流行語大賞があります。

アメリカの流行語大賞を発表している団体は複数ありますが、一番有名なのは、アメリカ方言学会(The American Dialect Society)が1991年から毎年発表している、Word of the yearです。

日本の流行語大賞は

『現代用語の基礎知識』(自由国民社・刊)の読者アンケートの結果から編集部によって選出された50語が候補としてノミネートされ、その中から新語・流行語大賞選考委員会(選考委員7名)によってトップテンと年間大賞が選定される。Wikipedia

そうですが、アメリカのWord of the yearはアメリカ方言学会が一般からノミネートを受け付け、その中から、選考委員が選定します。選定会議は毎年1月初旬に開かれるため、2015年の流行語大賞が決まるのは2016年1月ということになります。

2015年アメリカ流行語大賞候補3つ

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以下は今年の選考委員長を務める言語学者、Ben Zimmer氏が最近明らかにした、今年の大賞候補3語です。英語の勉強やアメリカの「今」を知るうえで参考になるかもしれません。

Deconfliction

辞書の意味は、衝突回避です。これは軍事専門用語で、これまで一般のアメリカ人にはほとんど知られていない単語でした。しかし今年に入って、ロシアがシリアを空爆し始めてから、新聞など各種メディアにこの言葉が登場し始めました。アメリカもシリア空爆に参加しているので、アメリカ軍機がロシア軍機と空中衝突する危険性が指摘され始めたのです。

Unicorns

辞書の意味はユニコーンですが、ここでは時価総額が数十億ドル(数千億円)になる企業のことを指します。この言葉は2013年頃から使われ始めましたが、当時は時価総額が数十億ドルにもなる企業はほとんどありませんでした。ほとんどない、珍しいモノということでユニコーンです。しかし2015年は「ユニコーン」になる企業がたくさん現れ、さほど珍しくなくなってしまいました。

#squadgoals

Squadとは本来、軍隊や警察における小隊や分隊のことを指します。しかしスラングで、仲の良い友達グループという意味があります。この言葉を一般に大きく広めたのが、米人気歌手のテイラー・スウィフトです。

テイラーは自分のInstagramアカウントに、よく仲のいいセレブ友達と一緒に写っている写真を“My squad”というコメントと共に投稿したり、自身のライブにゲストとしてsquadをよく呼びます(下記画像)。

taylerPhoto credit:Kevin Mazur/WireImage/Getty Images

真ん中の白いドレスを着ているのがテイラー・スウィフトで、周りにいるのは彼女のセレブなSquadたちです。ラスベガスで今年行われた2015 Billboard Music Awardsの一幕から。

これがクール!(カッコいい!)ということで、若者がこぞってSquadを使い始めました。さて、大賞候補の#squadgoalsですが、実のところ定義はあいまいです。ネットで調べてみると、「Squadと一緒にやりたいこと、なりたいものの写真と共にソーシャルメディアに投稿するときのハッシュタグ」と言った意味のようです。意味が分かりますか?30代おじさんである私はさっぱりわかりません。たとえば、アメリカの若者たちは、下記のような写真と共に#squadgoalsと投稿して楽しみます。

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これで意味が分かりましたか?私にはさっぱりです。

schlonged

これは失言、方言が多い米大統領候補、ドナルド・トランプの発言です。schlongとは男性器を指す隠語です。トランプは、民主党から大統領予備選に立候補しているヒラリー・クリントンが、2008年の予備選でオバマ候補に敗れたことを指し、“She got schlonged”と発言しました。彼曰く、”she got defeated”(彼女は負けた)という意味で使ったらしいのですが、このような使い方はスラングにもありません。予想通りこの発言は大論争を巻き起こしました。

過去のWord of the Yearはどうなってるの?

さて、ほんとうにこの3候補中から大賞が選ばれるのか、はたまた新たな語が大賞になるのか、目が離せませんが、最後に過去5年のWord of the Yearをご紹介します。

2014年 #blacklivesmatter

相次ぐ白人警官による黒人の射殺事件に端を発した抗議運動のスローガンです。直訳は「黒人の命は大事」です。この運動はソーシャルメディアを中心に広まったので、ハッシュタグが付いています。

2013年 Because

中学生で習うような単語ですが、受賞理由はその使い方です。Becauseは理由を表す接続詞で、たとえば、「I have to study hard because I have an exam tomorrow(明日試験があるので、一生懸命勉強しなければならない。)」のように、becauseの後に文が続くか、あるいは「We couldn’t get out of the car because of heavy rain(激しい雨のせいで車を降りられなかった。)」のように、because of+名詞で使うのが文法的に正しい用法です。しかし現代では、I can’t go to the party because tired(疲れているのでパーティーに行けない、正しくはbecause I’m tired)というように、becauseのあとに直接名詞なり形容詞を続ける用法が浸透しています。これは携帯メールやソーシャルネットワークに投稿する際は短いセンテンスが便利なためです。

2012年 Hashtag

すでにこの記事にも何回も登場していますが、#(ハッシュタグ)が2012年の大賞です。ちなみに電話などについているこのマーク→#、日本語ではシャープですが、英語ではpound(パウンド)といいます。

2011年 Occupy

辞書の意味は「占領する」です。この年、政治や経済界に抗議する意味で、特定の場所を占領して居座る、「Occupy(場所の名前)」と銘打った運動が全米や世界各地で流行しました。

2010年 App

アプと読み、スマホやタブレット用のアプリケーションの略です。日本語で言うところのアプリです。

こうしてみると、日本の流行語大賞より政治色がちょっと強いようです。またSNSが大きな力を持つ、現代のネット社会を反映したラインナップになっているのも興味深いですね。

元記事npr

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