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ワーク・ライフ・バランスが良いアメリカの職業トップ10とワースト10(それぞれの職業の平均年収もわかります)

      2016/01/15

ライフ・ワーク・バランスとは?

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アメリカの一般人向けに金融機関情報、投資会社情報を発信しているサイト、「GoBankRate.com」が、この度「ワーク・ライフ・バランスが最高な仕事トップ10」と、「最悪な仕事ワースト10」を発表しました。アメリカ人向けサイトなのでアメリカ国内での話ですが、意外なランキングになっていて面白かったのでご紹介します。

その前にワーク・ライフ・バランスについて少し説明したいと思います。ワーク・ライフ・バランスとは、簡単に言うと自分の時間のどれだけを仕事に使い、どれだけをプライベートに使うか、という仕事とプライベートのバランスです。

とても収入がよい仕事でも、拘束時間が長かったり、激務でプライベートどころではない場合はライフ・ワーク・バランスが悪いということになります。

仕事をセーブしてその分家族と過ごす時間を増やしたり、自分でコントロールできる場合もありますが、日本のブラック企業の例のように、自分ではどうしようもない場合があります。

アメリカと日本の仕事観の違い

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さて、この手のランキング、日本でやったとしたらおそらく企業名のランキングになると思います。しかしアメリカではこういったランキングは必ず「職種」で分けられます。今回のランキングも職種ランキングです。

仕事観に関するアメリカ社会と日本社会の面白い違いのうちの一つは、アメリカではどこの企業に勤めているか?より、どんな職種の仕事をしているか?を重要視しているところが挙げられまあす。

たとえば日本で初対面の人に仕事を聞く場合、多くは「どこにおお勤めですか?」と聞くと思います。そして聞かれた側は、「○○銀行です。」と答えます。

しかしアメリカではまず、「What do you do for a living(お仕事は何をされていますか)?」と聞き、聞かれた側は「I’m a banker(銀行員です。).」と答えます。さらに勤務先を聞かれたら初めて「○○銀行です。」と答えるのです。一般企業に勤めている場合も同じです。「私は営業マンです。」とか「人事マネージャーです。」とか、役職を答えます。

おそらくアメリカでは、同業他社に転職することがさほど珍しくないので、どこの企業に勤めているかという情報はあまり意味がないからだと思います。

さて、前置きが長くなりましたが、さっそくランキングを見てみたいと思います。まずはワーク・ライフ・バランスがいい職種トップ10をカウントダウン形式でどうぞ。

ワーク・ライフ・バランスがいい職種トップ10

第10位 Human Resources Manager(人事マネージャー)

職種の平均年収は$97,808(約1173万円)で、高収入の仕事です。人事特有のストレス(例えばつまらない派閥闘争に巻き込まれたり、人員削減を行わなければいけなかったり)はありますが、勤務時間は平均的で、プライベートの時間が犠牲になることは少ないです。

第9位 Civil Engineer(土木技師)

平均年収は$61,796(約741万円)。土木技師とは、道路、橋梁などの土木工事において、施工計画を作成し、現場における工程管理、安全管理など、工事の技術的な管理をする仕事です。

第8位 Dietician(栄養士)

平均年収は$53,736 (約645万円)。レストランで恋人や友人に何をオーダーすべきか言わなかったり、どうやったら痩せられるかの講釈をたれない限り、栄養士はワーク・ライフ・バランスの良い仕事であるといえます。

第7位Web Developer(ウェブ・ディベロッパー)

平均年収は$55,542(約666万円)。仕事の時間に融通が効く、フリーランスのウェブ・ディベロッパーが多いため上位にランクイン。しかしたとえオフィスで働いていたとしても、この仕事は時間の自由度が他の仕事に比べて高いといえます。

第6位Hairstylist(ヘアスタイリスト)

美容師です。平均年収は$22,710 (約272万円)と割と低めですが、残業などほとんどないところが高評価に繋がったようです。

第5位Software Developer(ソフトウェア・ディベロッパー)

平均年収は$86,226(約1058万円)。スマホやタブレットの新しいアプリケーションを作ったりする仕事です。最近は発注先による要求が過剰になり、ソフトウェア・ディベロッパーのプライベート時間を奪っているという報告もありますが、未だに好位置にランクしています。

第4位Social Media Manager(ソーシャルメディア・マネージャー)

日本だと聞き慣れない職種ですが、平均年収は$51,613 (約619万円)です。Twitter、Facebook、Instagramなど、ソーシャルメディア全盛期の昨今、企業もソーシャルメディアをつかったマーケティングに力を入れるようになってきました。そこで登場したのが、このソーシャルメディア・マネージャーです。企業のソーシャルメディア戦略を統括する役職です。

第3位Elementary School Teacher(小学校教師)

なんと、日本だと激務のうちにはいる小学校教諭が第3位です。平均年収は$41,562(約498万円)。アメリカの学校は日本ほど部活動が盛んではありません。また、スポーツ部などは専門のコーチを雇うため、3時に授業が終わったら勤務終了です。そしてアメリカでは6月から9月までが夏休み。その間は先生もお休みなのです。もちろん宿題やテストの採点、授業の準備など、授業終了後にも仕事が残っていますが、別に学校でやる必要はありません。口うるさい親たちと付き合っていかなければいけないというストレスはありますが、ワーク・ライフ・バランスは最高です。

第2位Graphic Designer(グラフィックデザイナー)

平均年収は$40,593(約487万円)。こちらもウェブ・ディベロッパーと同じでフリーランスで活躍する人が多いため高い順位になりました。独創性や芸術性が求められる仕事なため、奇抜な格好をしてガンガン音楽を掛けながら仕事をしていても誰も文句をいいません。またグラフィックデザイナーってカッコいい!というイメージがあることもプラスなようです。

第1位Data Scientist(データ・サイエンティスト)

平均年収は $118,709 (約1425万円)。堂々のトップはデータ・サイエンティストです。数学や統計の知識を使って企業が持っている膨大なデータを解析し、意味のある結論を導き出す仕事です。ビッグデータの重要性が叫ばれている現代では引く手あまたの仕事。しかも扱っているのは数字なので、基本的にはどこでも仕事ができます。ワーク・ライフ・バランスが最高で、収入もよい。最高の仕事です。

ワーク・ライフ・バランスが悪い職種ワースト10

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さて続いてはワーク・ライフ・バランスが悪い職種です。こちらは収入は高いですが激務だったりプレッシャーが多かったりする仕事がランクインしています。カウントダウン形式でどうぞ。

第10位Journalist(ジャーナリスト)

平均年収は$53,199(約638万円)。ジャーナリスト、響きはカッコいいですが、ニュースは彼らを待ってくれません。昼も夜も特ダネもとめて走り回り、会社に戻れば編集作業に追われます。

第9位Stock Broker(株ブローカー)

平均年収は $70,070(約840万円)。プレッシャーのかかる仕事です。また彼らの多くは自分のプライベートの時間を使って、ソーシャルパーティーに出たり、顧客とゴルフに出かけたりして情報収集をしています。ワーク・ライフ・バランスは悪いといえるでしょう。

第8位 Commercial Airline Pilot(民間航空機のパイロット)

平均年収$98,410(約1180万円)と高収入ですが、プライベートの時間は取りにくい職種です。国際線のパイロットとなれば最長4日も家を空けることになり、家族と過ごす時間はほとんどありません。また安全に目的地まで航行しなければならないというプレッシャーもきついです。

第7位Firefighter(消防士)

平均年収$43,758(約525万円) 。消防士は子供がなりたい職業の上位常連ですが、勤務時間が長く危険な仕事のためワーストランキングにランクインしています。

第6位Top Business Executive(企業経営幹部)

平均年収は不明です。アメリカのCEOは数十億円も稼ぐ人は珍しくありませんが、経営幹部は激務なうえ、常にプレッシャーにさらされています。それでもこの高収入は魅力ですが。

第5位 General and Operations Manager (マネージャー職)

平均年収は$60,518(約726万円)です。マネージャーとは従業員を束ねる役職で、レストランから一般企業に至るまで、いたるところに存在しますが、人をマネジメントする仕事は苦労が多く、アメリカでマネージャー職をしている人の58%が残業をしているというデータもあります。これは世界ワースト2位です。(ちなみにワースト1位はメキシコのマネージャーだそうです。)

第4位Registered Nurse(看護師)

平均年収は$66,220(約796万円)です。ナースは患者にとっては天使ですが、24時間をシフト勤務でカバーすることが多く、深夜、週末、祝日勤務もあります。また当直勤務もあるため、ワーク・ライフ・バランスは悪くなっています。

第3位Massage Therapist(マッサージセラピスト)

平均年収は $22,000(約264万円)です。ストレスを抱えた人をマッサージによって癒す職業です。なぜこんなにランクが高いのかよくわかりません。ただ、マッサージセラピストは離婚率が最も高い職業のうちの一つだそうです。

第2位Lawyer(弁護士)

平均年収は$114,581(約1375万円)。映画やドラマで描かれる法廷劇は華やかに見えますが、騙されてはいけません。弁護士業務は激務で、勤務時間も長く、時間当たりの給料はかなり低い部類だそうです。一見高給取りに見えますが、単純に勤務時間が長いだけだそうです。

第1位Surgeon(外科医)

平均年収は$320,000(約3840万円)。かなりの高給取りですが、外科医は激務の代表です。当直勤務もあるうえ、緊急オペが入って呼び出されることは日常茶飯事。自宅でおちおち晩酌もしていられません。またアメリカの外科医は非常に限られた部位の手術を専門に行うようにトレーニングを受けます。結果、その人しかできない手術の依頼が多数舞い込むことになり、多大なプレッシャーにさらされるのです。

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